正社員で働きながら技術を身につけられる大工育成プログラム
私たちは「東京大工塾」という、社員として働く大工を育成するプログラムを立ち上げました。未経験者でも 社員として雇用し、現場で技術を身に付けていただくの と同時に、建築について専門的に学べるように職業訓練 校にも通えるプログラムです。訓練校に通うための学費 は就職先の工務店が負担し、勤務時間中に通学できるた め、休日を削ることなく専門的な知識と技術を身に付け ることができます。
大工育成プログラムのステップStep
東京大工塾の大工育成プログラムでは、正社員になり安定収入を得ながら 技術を身に付けられるのはもちろん、勤務時間内で職業訓練校に通えます。しかも、本来自費で支払う入学金35,000円、授業料月13,000円など、合計約350,000円を入社先の工務店が負担。無料で訓練を受けることができます。
- 会員工務店に社員大工として入社
- 親方大工に付き、東京大工塾育成プログラムに基づいて現場作業の指導を受ける
- 職業訓練校で、2年間の育成を併用し、伝統木造建築の知識と技能を習得する
- 後輩大工の指導役として、親方に付きながら次期親方としての役割を習得する
職業訓練校でのカリキュラム例Curriculum
訓練期間と訓練日
訓練期間は2年間。基本的には毎週土曜日が登校日(集合訓練日)で、午前9時から午後5時まで。1年次47日、2年次52日(夏・冬・春休みあり)。
試験
入学試験はなし。学年末試験と修了試験および技能照査(学科・実技)を実施。
訓練科目
木造建築の伝統技術・技能を学び、次世代の建築を担うための訓練内容です。木造建築士や2級建築士の受験資格が得られます。
学年 | 内容 | 科目 |
---|---|---|
1年次 | 基礎学科 |
|
専攻学科 |
|
|
基礎・ 専攻実技 |
|
|
2年次 | 基礎学科 |
|
基礎・ 専攻実技 |
|
|
専攻実技 |
|
東京建築高等職業訓練校の場合
大工技能修練度別評価基準Evaluation criteria
-
レベル1 見習い大工
木材や架構の基礎的な知識に加え、大工道具・電動工具を安全に使用できる。また、標準大工等からの指示を受け、手順を確認しながら作業にあたることができる。
-
レベル2 標準大工
プレカット構造材を用いた大壁造の新築住宅について、作業工程・役割を理解しており、建て方、下地取り付け、仕上げ作業ができる。
-
レベル3 上級大工
新築工事及びリフォーム工事において、伏図作成、木拾い、木材の選別や構造材の墨付・手刻みができる。また、見習い大工への指示、各職方との段取りの調整ができる。
-
レベル4 上級熟練大工
棟梁を補佐し、棟梁代理として設計・営業・工事管理を行い、木造住宅に関する技能・技術を三者に正しく説明・指導ができる。また、真壁造、太鼓梁、入母屋などの部材について、墨付・手刻みができ、加えて和室の造作ができる。
全国木造住宅生産体制推進協議会・木造技能者育成検討委員会2014年3月「大工技能者育成に向けた提言」より抜粋
先輩大工の声 Voices
大工になりたい方へ Contact